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樹木の冬芽や葉痕を観察しよう!
 
 葉をすっかり落として枯れたように見える木々も、実は生命再生の力を冬芽に蓄えて、春への準備を整えています。その冬芽も木の種類によって寒さを防ぐ様々な工夫がなされています。
 寒い冬はどうしても部屋にこもりがちですが、今年の冬は自然の芸術をじっくり観察してみませんか?

冬芽で冬を越す意味(葉を落とすわけ)
冬になると気温が下がり、乾燥した地中から水を吸い上げにくくなるのため、水分が出ていきやすい葉の部分を落として体の水分が失われるのを防いでいます。
植物は動物のように不要なものをオシッコとして出すことができません。そこで古くなった葉に不要物をため、葉と一緒に捨てています。
冬芽は、寒さや雨をしのぎ、シカ、ウサギ、 野鳥などに食べられるのを防ぐコートの役割を果たしています。


毛皮のコートで暖かいよ!
 帽子状の芽鱗(がりん)が、ふくらんだ冬芽に押し上げられて落ちてしまい、中から毛でおおわれた冬芽が出てきます。
  ネコヤナギ ヤナギ科



コブシ モクレン科
 
 毛つきの芽鱗がはずれても、毛のついた芽が出てきます。つぼみの先が北 を向くのでコンパスプラントとよばれています。
見られる場所
自然学習の森・春の泉など
 帽子状の1枚の芽鱗(がりん)が押し上げられてはがれると、 独特の銀白色の花芽があらわれます。
 
見られる場所
自然学習の森

すきま風も入れないぞ!
冬芽をヤニやろうなどの粘液質でおおい、寒さや乾燥を防いでいます。
 
トチノキ トチノキ科
 十枚ほどの芽鱗(がりん)に包まれて、その上にべとべとした樹脂 がついて乾燥、寒さ、虫害を防いでいます。
見られる場所
自然学習の森、東の広場

たくさん着込んでるんだよ!
葉が変形してできたたくさんの芽鱗(がりん)に包まれています。
 
アメリカフウ マンサク科
 つやのあるなめらかな芽鱗に包まれ、形はふっくら としています。すぐ下の葉痕の表情もやさしい。
見られる場所
自然観察学習館前、世界の森もみじ渓

寒いから外に出たくないよ〜
 葉柄の中や葉痕(ようこん)に冬芽が隠されています。
 
ネムノキ  マメ科



プラタナス スズカケノキ 科
 冬芽は薄い皮に包まれ、それを大きな葉柄の基部が、さらに帽子状に包んで保護しています。
見られる場所
西大路、世界の森
 葉っぱの落ちたあとが、顔の形になっているが、その 内部に冬芽が隠されている。
見られる場所
ドングリ池、水草の池

葉痕の模様もおもしろいよ!
※葉痕とは葉っぱの落ちた痕のことです。
シカ?

センダン
ヒツジ?

オニグルミ
コウモリ?

ニセアカシア
ウサギ?

シナサワグルミ
王様?

アジサイ
サル?

ネムノキ
サイ?

ポプラ
ヤギ?

ムクロジ

これら以外にも動物や人の顔に見える葉痕がたくさんあります。 色々な植物の葉痕の形を調べてみるとおもしろいかもしれません。 また、小さな葉痕もありますので、虫眼鏡を持って観察するのがよいでしょう。
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